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職場モチベーションラボ
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スポーツで、鬱病知らず。でも、ほどほどに。

最近の研究では、鬱病の原因は脳内の神経細胞の情報伝達にトラブルが生じているという説が有力になってきています。

なんらかの原因で、セロトニンが低下してしまい、快楽や喜びの感情を司るドーパミン、怒りや不安の感情を司るノルアドレナリンのバランスが崩れて精神不安定状態を引き起こします。

ストレスに晒されると脳の前頭前野・海馬などが萎縮し、BDNF(脳由来神経栄養因子)が低下してきます。BDNFは、神経の栄養のようなものですから、BDNFが低下すると、セロトニンやノルアドレナリンなどの分泌も不活発になり、うつ病を誘発するというのが最近の説です。

この説によれば、運動をすると、前頭前野や海馬の体積が増え、血流が増加し、BDNFが増加します。その結果、脳の神経が活性化され、心を安定化させる働きをもつセロトニンやノルアドレナリンなどの分泌が増加し、うつ病の改善効果があるということになります。

運動をすると、BDNFが増加し、セロトニンの分泌が促進されますが、一方で強度が高い運動を行うとBDNFが増加する一方で、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌も促進されてしまう事が分かっています。

適度な運動を習慣化させて、心身共に健康となるのが一番ということになります。

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