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職場モチベーションラボ
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Willysm 導入事例
日本ピザハット株式会社様

拡大成長を目指す弊社の、障がい者雇用の足固めとして モチベーションの維持に有効活用

Interviewee:日本ピザハット株式会社 コーポレート 採用・トレーニング課リクルートリーダー 笠原知昭様/日本ピザハット・コーポレーション株式会社 コーポレート 人事課チーフ 稲船秀典様

企業プロフィール
日本ピザハット株式会社

ピザハット(Pizza Hut)は、1958年に、アメリカ・カンザス州のウイチタで”ダン”と”フランク”のカーニー兄弟が小さなピザ屋を開いたことから始まりました。今では世界110以上の国と地域に18,500を超える店舗を有する世界最大のピザチェーン・ブランドにまで成長しました。当社は、日本国内のピザハット店舗の運営・統括を行っており、2021年11月時点で、460店以上の店舗を展開しています。

我々、ピザハットは、「私たちは“ピザのチカラ”を通じて、人々に笑顔と感動をお届けし、明るい社会の実現に貢献します」という経営理念に基づいて企業活動を続けていきます。

https://corp.pizzahut.jp/

――Willysm を導入したきっかけをお聞かせください

弊社は日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社傘下の宅配ピザとして営業してきましたが、2017年にその傘下を離れ、新たなスタートを切りました。当時、障がい者雇用に取り組めていなかったので、2018年6月にプロジェクトチームを立ち上げ、障がい者雇用を推進していくことになりました。

障がいのある方たちが、従業員として定着するためにどういったことが必要か、どうしたら我々雇用者側がしっかりフォローできるのかを検討していたところ、プロジェクトメンバーの1人にちょうど転職者がいて、彼が前職でWillysmを利用していたというのです。

そこで初めて、モチベーション・マネジメントシステムの存在を知りました。同様のシステムを扱っている何社かに話を聞き検討した結果、一番簡単で分かりやすかったWillysmを導入することにしました。

障がいのある従業員が話の内容をちゃんと把握してくれたかという、こちら側の不安の解消や、自分のことを伝えるのが得意ではない方にとっては、ポチっと色を入れるだけで感情表現ができる手軽さがいいのではないかと思いました。

――利用状況を教えてください

障がい者雇用における弊社の法定雇用人数は2018年当時、11人ないし12人でしたが、雇用数は現在もあまり変わりません。雇用しているのはA型就労支援施設から来ている知的障がいと精神障がいの方がほとんどで、精神障がいがある方の割合が多いです。

障がい者雇用の場合は、人によるのですが、まずアルバイトで雇用して、安定してきたら社員に登用することになっています。社員登用した方についてはWillysmを卒業し、その後は自分で心身の管理をしましょう、ということになっています。そうなれることも1つの目標なので、それがモチベーションになっていると思います。

Willysmを主に使っているのは、店舗でアルバイトをしている方です。常に店長と一緒に働けるわけではないので、店長との間でコミュニケーションを取ってもらいたいという思いから、「店長と交流できるように、業務の内容や楽しかった、良かったことなど、自分の状態を包み隠さず教えてください」と伝えたうえで、入力してもらっています。

Willysmについては、管理者側は1つのアカウントを使って、全員で各店舗にいる障がいのある従業員をフォローするという体制を取っています。ですから、他店の従業員がどうしているか、「サンクスカード」でどのようなメッセージをやり取りしているのかなど、管理者は他店舗の状況も見ることができるようになっています。

――導入後の反応はいかがですか

中には直接、自分の言葉にするのが難しかったり、得意ではない方もいるので、Willysmを使うことによって、本音の部分も引き出せるようになっているのかなと実感しています。業務の終わりにWillysmを入力する時間を作っているのですが、対面でのコミュニケーションは得意ではなくても、仕事終わりにいったん気持を落ち着かせて一日を振り返ることによって、明日につなげていける、あるいは日々のモチベーション維持につなげていけるのではないかと感じています。

入力は人それぞれで、「今日の気持ちの入力」に色だけ入れる方もいますし、細かくコメントを入力するような方もいます。管理者側は業務日報とWillysmを見ながら、その人の状況を確認するということになりますが、状況を把握するツールとして活用できていると思います。

――御社ならではの使い方があるとしたら、どんなことでしょうか

「今日の気持ちの入力」で「赤」が続いたり、ネガティブな色合いのコメントがあった時には「サンクスカード」に、気づいてよかったことや少しでも進歩が見られたことに対して、励ましの言葉やエールを書き込むようにしています。たとえば「細かい書類の部分が見られるようになりましたね」とか「あのやり方はよかったですね」といった具合に。

毎日入力してもフィードバックが何もなかったら、それで終わってしまいます。「3グットシングス」や「サンクスカード」の本来の使い方をヒントにしながら、その人のよかった部分にフォーカスして、「サンクスカード」は励ましを伝えるカードとして活用しているのです。それがモチベーションにつながればと考えてのことでしたが、「サンクスカード」で励ましを伝えると、時には「ありがとうございます」という反応があるので、気持ちは伝わっているのだと思います。

ほかに弊社ならではの使い方と言えば、ピザハットのマスコットキャラクター「チーズくん」がWillysmで活躍していることでしょうか。このチーズくんが管理者に代わって、「今日はこういうところがよかったですね」などと、コメントを入力しています。

上長が確認しているということを強調して伝えると、プレッシャーを感じたり、萎縮してしまう人も中にはいるので、本人が毎日の日報を付ける中で、友達感覚の「チーズくん」が見守っていてくれていて、励ましのコメントをくれたり、コミュニケーションを取っていると思ってくれていれば、軽い気持ちで向き合えるのではないかと考え、チーズくんを登場させました。

――Willysmの機能にさらに求めるものはありますか

個別の意見であったのですが、入力する従業員はいろんなことを入力してくれているけれど、果たしてそれをきちんと読み取れているか、入力した従業員の感情や思いを察してあげているかが不安だというものがありました。管理者の中にはそこに自信が持てないと感じた人もいるので、ちょっと難しいかもしれませんが、理解できたことが発信できるような、入力した人とキャッチボールできるようなシステムがあればいいなと思いました。

――最後に、今後の御社の展望をお聞かせください

ピザハットは2017年から経営が変わって、今を「第2創成期」だと考えています。2回目のキックオフといった思いで、新たな取り組みにチャレンジしています。Willysmのような新しいシステムの導入もその一環として実践したことです。

全国の人にピザハットの美味しいピザを提供するために、年間50店舗をターゲットに出店を加速しています。新型コロナウイルスの感染が急拡大する前に、デリバリーを実直にやっていったというベースがあったからこそコロナ禍で売上を伸ばし、緊急事態宣言が発令されてすぐ「置きピザ」の仕組みを作りました。

非接触での配達と決済方法のweb化によって受け入れられ、おひとり様ピザとしてSサイズのピザにポテトとナゲットがセットになった「マイボックス」の利用者も増加しています。そんな中デジタル化も加速させ、公式の宅配注文アプリに世界基準の最先端のシステムを導入し大幅にリニューアルしました。

店舗を増やすということは、それだけ人材が必要です。そのため2020年9月に「ピザハットアカデミー」という研修センターを開設。3カ月間をかけて一から宅配ピザに関するスキルを身につけてもらっています。モチベーション・マネジメントシステムWillysmの活用もその一環ですが、成長期にこそ人を大事にする経営を重視しています。さらなる拡大を目指して社員募集、フランチャイズのオーナーを積極的に募集しているところです。

ピザハット正社員募集
https://corp.pizzahut.jp/recruit

フランチャイズ加盟店募集
https://corp.pizzahut.jp/franchise

――ご協力、ありがとうございました(Willysmスタッフ一同)

障がい者の方に合わせて、Willysmのコメントを「チーズくん」が行うといったご利用法は、障がい者を雇用されているWillysmの導入企業様でもとても参考になる活用例だと思いました。

インタビューの後半に最近出しているピザのお話を伺ったのですが、頭の中がピザでいっぱいでした!皆さんもぜひ、おひとり様ピザセット「マイボックス」や「置きピザ」を試してみませんか? ご協力、ありがとうございました!

※写真撮影の時だけマスクを外していただきました。感染症予防のため、インタビュー時はマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを確保しております。

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